こんにちは。看護師の野村です。

22日、首都圏を大雪が襲いました。

交通機関は軒並み大打撃。街には立ち往生する車と滑りながら歩く人、タクシー待ちの行列、サイレンの音・・・

報道機関も早めの帰宅を呼びかけていましたが、こんな日でも訪問看護は変わらず訪問します。

いえ、こんな日だからこそ訪問が必要な場合もあるのです。

今回は、そんな大雪の日をはじめとした、悪天候時・災害時の訪問看護の役割についてお話しいたします。

雪の運転に不慣れでも安全運転に集中できるバックアップ体制

まずは大雪のこの日、実際に訪問看護が必要になった事例と、私たち看護の王国 訪問看護ステーション こすもすの雪対策からお話ししましょう。

大雪の日、交通網の麻痺に悩まされたり、いつもより安全運転に気をつけなければならなかったりするのは、一般の方も訪問看護師も同じです。

しかし、介護サービスの中にはさらに安全を重視して、雪道の移動を避ける判断も必要になるサービスがあります。

それは、直接ご利用者様を送迎する通所系のサービス、いわゆるデイサービスなどです。

雪国であれば訪問看護師の方もデイサービスの方も普通に雪道の訪問、送迎に向かうと思いますが、今回のように10センチ以上も積もるような大雪は数年に1回程度の横浜では、送迎に危険がある場合、デイサービスは中止になります。

送迎中の事故はもちろん、長時間の立ち往生などはご利用者様の健康を害する恐れがあるからです。

すると、本来通所でケアを受ける予定のご利用者様に在宅でケアを提供する必要が生じます。

そこで、訪問看護や訪問介護の出番となるわけです。

今回も緊急訪問を行いました

今回も、ご自宅で医療的処置が必要な方のために、緊急訪問を行いました。

さて、このように大雪でも訪問が必要な場合に備えて、多くの訪問看護ステーションでは普段雪が降らない地域であってもスタッドレスタイヤを装着していると思います。

ちなみに私たちこすもすでは、昨年12月にはタイヤ交換を済ましておりました。

とは言え、雪道の経験が無い訪問看護師にとっては、スタッドレスタイヤを履いていても慣れない雪道は怖くて危険なもの。

そこで私たちこすもすでは、管理者が各スタッフの運転技術を把握し訪問先を変更するなどの対応を普段から行っています。

密接な連携体制をとっている事務部門のおかげで

また、日頃から密接な連携体制をとっている事務部門が、ご利用者様へ訪問時間の変更連絡を入れたり、交通状況の把握連絡をくれたりします。

ここまでの対応・対策が整っている訪問看護ステーションは多くないと思いますが、おかげで私たち訪問看護師は運転に集中することができるのです。

災害時でも頼りにされる訪問看護師だからこそ必要な備え

大雪も自然災害の1つですが、それ以外の災害においても訪問看護ステーションは、一般の方が避難する場面であっても、重要な役割を担うことが多々あります。

ライフラインが途絶え、身近に危険が迫った状態は、健常者であっても危なく、命を落としかねない状態ですが、訪問看護の利用者である在宅の高齢者や障がい者の方にとっては、さらに危険な状態に直面します。

自力で避難することが難しい方がほとんどで、自分自身の身を守ることも難しく、ライフラインの寸断自体が命に重大な影響を及ぼしかねない方もいらっしゃいます。

こうした方々の安否を確認し、できる限りの安全の確保と、できる限り平常時に近いケアを提供することは、訪問看護ステーションだけでは難しいかもしれませんが、どうしてもそれを期待されてしまう立場となります。

そうした災害時の期待になるべくしっかりと応えていくためには、平常時から災害時のマニュアルを作成し、体制を整え、訓練しておく必要があります。

また、災害時の動きは平常時には経験ができないため、想定外の事態にスタッフが動揺しないためにも、マニュアルや体制、訓練は必要です。

先ほどご紹介したとおり、わたしたちこすもすには大雪などで道路状況が大変な場合でも、それをバックアップする体制があります。

ですので繰り返しとなりますが、「雪が積もり始めた!」「雪で道路が渋滞している!」といった場合でも、焦りがだいぶやわらいで、安全運転に集中できます。

22日ももちろん、無事故でしっかり訪問ができました。

災害時でもその役割を期待される訪問看護ステーションだからこそ、様々な場合を想定したマニュアルと体制、そして訓練は、万全にしておきたいものです。